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スヌーズは体に悪いのか

スヌーズで失う睡眠は約6分。2023年のJournal of Sleep Researchの研究では、認知機能の低下は測定されませんでした。スヌーズの問題は健康ではなく、遅刻です。

グラフの前で通説を訂正するRislyのサン・ニンジャ

おそらく、思われているほど悪くありません。2023年に『Journal of Sleep Research』に掲載されたストックホルム大学のTina Sundelinらの研究では、スヌーズを使う人が失う睡眠は約30分の枠の中でおよそ6分にとどまり、起床後の認知機能テストで測定可能な低下は見られませんでした。研究者の一人は、スヌーズボタンは「不当に悪者にされてきた」と述べています。

では、なぜうちはスヌーズボタンが一つもないアプリを作ったのか。スヌーズの問題は健康ではなく、信頼性だからです。 脳が壊れるからではありません。遅刻するからです。

ネットに書いてある「スヌーズは危険」の中身

「睡眠サイクルが分断される」「かえって疲れる」「脳にダメージ」。この手の記事は日本語のSERPを埋め尽くしていますが、根拠として引かれている研究はほとんどありません。あっても、スヌーズそのものを測った研究ではなく、睡眠不足一般の研究です。

Sundelinらの研究は、スヌーズそのものを対象にした数少ない実験です。1,732人への調査に加え、実験室で31人を対象に、スヌーズありとなしの朝を比較しました。認知機能テストの成績に差はなく、むしろスヌーズ群のほうがわずかに良い項目すらありました。 唾液中のコルチゾール、気分、眠気にも、意味のある差は出ていません。

スヌーズする一発で起きる
失う睡眠時間約6分(JSR, 2023)なし
測定された認知機能の低下確認されずなし
コルチゾール・気分への影響有意な差なし
遅刻する確率明確に高い低い
半分眠ったまま迫られる判断9分ごとに1回ゼロ

なぜ日本語の記事は「スヌーズは危険」と書くのか

出典をたどると、たいてい同じ場所に行き着きます。別の記事です。 睡眠不足が健康に悪いという(正しい)研究があり、それが「睡眠の分断は健康に悪い」に変換され、さらに「スヌーズは健康に悪い」になる。三段跳びのどこにも、スヌーズを測った実験はありません。

Sundelinらの研究が価値を持つのは、その跳躍をやめて、実際にスヌーズする人としない人を比べたからです。結果は、通説を支持しませんでした。 うちはスヌーズを消したアプリを売っている会社ですが、売るために研究を曲げるつもりはありません。

ただし、スヌーズが効かない場面はあります

研究が示さなかったことも書いておきます。慢性的に睡眠が足りていない人に、スヌーズが害を与えないとは言っていません。 6時間しか寝ていない人の朝の30分は、7時間半寝た人の朝の30分と同じではない。実験は健康な成人を対象にしていて、そもそも寝不足を放置していい理由にはなりません。

そしてもうひとつ。iPhoneのスヌーズ間隔は9分に固定されていて、ユーザーは変更できません。つまり9分ごとに、あなたは半分眠ったまま「もう一度寝るか」を判断させられます。3回押せば27分。その27分の質は、まとめて眠った27分より確実に低い。害があるとすればここで、それは健康ではなく時間の話です。

本当の問題は、睡眠ではなく判断です

健康記事が見落としているのはここです。睡眠慣性は、眠気を残すだけではありません。あなたを、最大1時間にわたって判断力の落ちた人間にします。 そしてアラームが鳴るのは、まさにその状態が始まる瞬間です。

スヌーズボタンとは、この地球上に存在するあなたのバージョンの中でもっとも判断力の低いあなたに手渡される選択肢です。前の晩のあなたは7時に起きると決めました。6時40分のあなたは、その決定を覆す権限を持っています。しかも記憶にすら残らない。「消した記憶がない」という証言は、この構造を完璧に説明しています。

だからRislyにはスヌーズがない

設定の奥にも、長押しの先にも、スヌーズはありません。アラームが止まるのはミッションを終えたときだけです。理由は「スヌーズが不健康だから」ではなく、6時40分のあなたに選択肢を渡すべきではないからです。この違いは大きい。うちは健康を売っていません。時間どおりに家を出ることを売っています。

ただし、これは強い薬です。穏やかに目を覚ましたい人にRislyは向きません。 光目覚まし時計やSleep Cycleのほうが、あなたの朝を良くします。遅刻していないのに気分が悪いだけなら、そちらを買ってください。

二度寝そのものは、悪ではありません

休日の朝、予定のない日の二度寝は、気持ちがいいうえに実際に問題ありません。問題になるのは、二度寝が起きるべき朝に起きたときだけです。その日その日の切り分けは、寝る前のあなたにしかできません。だから寝る前に決めておくのが正しい。具体的な方法は二度寝の防止法に書きました。

スヌーズは体に悪いのですか?

2023年のJournal of Sleep Researchの研究では、スヌーズによる測定可能な認知機能の低下は確認されませんでした。失う睡眠は約6分です。健康被害の証拠は今のところ弱く、実害は「遅刻する」ことのほうです。

スヌーズで何分ぐらい睡眠を失いますか?

約6分です。2023年のストックホルム大学の研究で、30分のスヌーズ枠を使った人が実際に失った睡眠時間の中央値がこの水準でした。

アラームは1回にすべきですか、複数かけるべきですか?

実際に起きる必要のある時刻に1回だけかけるのが基本です。複数かけると、最後の睡眠が細切れになるうえに、1回目を無視する習慣が身につきます。

二度寝が気持ちいいのはなぜですか?

目覚めた直後にもう一度浅い眠りに入ると、レム睡眠が出やすく、夢を見ながらまどろむ状態になるためです。快感自体は本物で、休日にはむしろ問題ありません。

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