絶対起きれる目覚ましアプリはどれか
「絶対起きれる」に近いのは音量ではなく、止めるのが難しいアプリです。Risly、おこしてME、Wayk、SuperAlarm、Sleep Cycle、標準の「時計」、Alarm Clock Xtremeの7つを、料金・ミッション・iOS 26のAlarmKit対応まで、うちが負けている点も含めて正直に比べました。

結論から言うと
朝に一度も勝てていない人がまず試すべきなのは、スヌーズボタンを一つも持たないRisly(iOS 26以降)か、ミッションの種類と睡眠記録をまとめて欲しいならおこしてMEです。iPhoneが古くてiOS 26に上げられない人、Androidの人には、同じミッション型のWaykが現実的な候補になります。一円も払わずに始めたいなら、iOS 17から動いてダウンロードも無料のSuperAlarmがあります。ただし、まだ標準の「時計」アプリでアラームごとのスヌーズを切ったことがないなら、誰かにお金を払う前の出発点は無料のそこです。音量は決め手になりません。Fire Technology誌の実験では、枕元で95 dBAを計測した警報音でも目を覚まさない成人がいました。この7つを分けているのは音の大きさではなく、寝ぼけた指で止められてしまうかどうかの一点です。
この記事はRislyの開発チームが書いています。自社アプリを一番上に置いている時点でバイアスは隠しようがないので、その代わり、下ではうちが負けている点をひとつずつ名指しで書きました。無料で済む方法があるなら、それも先に書きます。読み終わって「Rislyじゃないほうがいい」と思ったら、それが正解です。
絶対起きれる目覚ましアプリは、結局どれ?
遅刻が実害になっているならRisly、機能を全部欲しいならおこしてME、iOS 26に届かないiPhoneやAndroidでミッション型が欲しいならWayk、一円も払わずにミッション型を試したいならSuperAlarm、朝の不快感だけが問題ならSleep Cycle、まだスヌーズをオフにしたことがないなら無料の標準「時計」アプリです。最後にAlarm Clock Xtremeも候補に挙がりますが、これは注意書き付きです。日本語の比較記事がiPhone向けに並べていることが多いのに、評判の中身はAndroid版のものだからです。この記事は、表も本文もこの順番で並んでいます。
| Risly | おこしてME | Wayk | SuperAlarm | Sleep Cycle | 標準の「時計」 | Alarm Clock Xtreme | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 対応OS | iOS 26以降のみ | iOS / Android | iOS 17以降 / Android | iOS 17以降 | iOS / Android | iOS | Android(同名のiOSアプリは別物) |
| スヌーズ | 存在しない | オプション | ミッション完了まで止まらない | ミッション完了まで止まらない | あえて残してある | オフにできる | オプション |
| 止め方 | ミッション7種(物体スキャン・QR・バーコード・腕立て・計算・記憶・シェイク) | 写真・バーコード・計算ほか多数 | 腕立て・空の写真・ベッドメイク・音読ほか | 物体スキャン・バーコード・計算・記憶ゲーム・Face ID・歩行 | 通常の停止 | 停止ボタン | 計算・シェイク |
| AlarmKit(iOS 26) | 対応 | 非対応 | 全端末では前提にできない(iOS 17対応) | 全端末では前提にできない(iOS 17対応) | 非対応 | システム標準 | 該当なし(Android) |
| 睡眠記録 | なし | あり | ストリークと朝のインサイト | 二度寝チェックあり | あり(本職) | ヘルスケア連携 | なし |
| 料金 | 3日間無料、以降 年額 | 広告付き無料 / サブスク | DLは無料、アラーム設定にはWayk Proの契約が必要 | ダウンロードは無料 | 無料枠あり / サブスク | 無料 | 広告付き無料、有料の解除あり |
| 向いている人 | 遅刻すると本気で困る人 | 機能を全部欲しい人 | iOS 26に届かない人・Androidの人 | 一円も払わずに始めたい人 | 気持ちよく起きたい人 | まだスヌーズを切っていない人 | Androidで無料を探している人 |

目覚ましの音を大きくしても起きられないのはなぜ?
音が聞こえていないのではなく、聞こえたうえで消しているからです。Fire Technology誌に掲載された実験では、眠っている成人に警報音を聞かせたところ、枕元で95 dBAを計測した音でも目を覚まさない人がいました。95 dBAは、カラオケの店内(およそ90 dB)と、電車が通るガード下(およそ100 dB)のちょうど中間です。そこで起きない脳が、アプリの謳う数デシベルの上乗せで起きるわけがありません。
効くのは音量ではなく、止めるまでの手間のほうです。2025年にScientific Reports誌で公開された解析は、21,222人・301万7,276件の睡眠セッションを調べ、そのうち55.6%がスヌーズで終わっていたと報告しています。習慣的に押す人は、毎朝およそ11分をそこに溶かしていました。ワンタップで止まるアラームを黙らせるのは、寝ぼけた指にとって朝飯前です。
Rislyは何が違う?
Risly
「止めた記憶がないのに止まっていた」朝を、もう一度も繰り返したくない人へ。
- スヌーズボタンが一つもない。設定の奥にも、長押しの先にもない
- AlarmKit採用。マナーモードも集中モードも、前夜の強制終了も貫通して鳴る
- 解除ミッションは7種類。物体スキャン、QRコード、バーコード、腕立て伏せ、計算、記憶、シェイク
- カメラを使うミッションの判定は端末内で完結。外に出るのは、自分でオンにしたときのモーニングメモリーの写真だけ
- 広告なし。アプリ内の追加課金もなし
- iOS 26以降が必須で、Android版は存在しない
- 睡眠記録も入眠サウンドもない
- ミッションの総数ではおこしてMEに及ばない。写真もタイピングもスクワットもない
- 無料のまま使い続けられるプランがない
止め方が違います。自社アプリを一番上に置いた以上、理由を先に書きます。アラームを止める道が、ミッションを終えること以外に一本も用意されていないからです。 設定の奥にも、長押しの先にも、スヌーズはありません。アラームが止まるのはミッションを終えたときだけで、その中身は7種類あります。あらかじめ登録しておいた家の中のモノからアプリが1つ選び、それを探してカメラで撮る(コーヒーメーカー、洗面所の鏡)。印刷したQRコードを部屋の反対側に貼っておいて、起き上がってスキャンする。シャンプーのボトルやシリアルの箱のバーコードを、そのままオフスイッチにする。フロントカメラが数える腕立て伏せをする。連続する計算問題を解く(問題数も難易度も自分で決められます)。マスに光った模様を覚えて、消えたあとに同じマスを押し返す記憶ゲーム。スマホを30回振る。カメラを使うものはすべて端末内で処理されます。サーバーへ送られるのは「モーニングメモリー」の写真だけで、これは自分でオンにした場合にかぎります。
土台はiOS 26のAlarmKitです。サードパーティでも本物のシステムアラームを予約できるように、Appleが公開した仕組みです。だからマナーモードでも集中モードでも、前夜にアプリを強制終了していても鳴ります。うちのヘルプページに「スマホの設定を変えてください」と書く必要がないのは、変えてもらう前提で作っていないからです。連続記録は7段階のサン・ニンジャの位を解放します。くだらなく聞こえますが、9日目にはもう手放せません。
ただし、うちに一円も払う前に、無料で試すことが一つ残っています。 iPhone標準の「時計」アプリは、アラームごとにスヌーズのスイッチを切れます。ゼロ円で、今夜そのまま試せて、それで朝が直ってしまう人は本当にいます。まだ一度も切ったことがないなら順番はそこからです(手順はこの記事の下のほう、標準の「時計」の項に書きました)。それで足りたなら、Rislyは要りません。
負けている点。iOS 26以降が必須で、Android版はありません。 睡眠は記録しません。雨の音も鳴りません。ミッションの総数ではおこしてMEに負けていて、写真もタイピングもスクワットもありません。3日間の無料体験のあとは年額のサブスクです。どれか一つでも許せないなら、この下に並べた6つから選んでください。
おこしてME(Alarmy)の評判は?
おこしてME(Alarmy)
写真もバーコードもスクワットも、起こし方の引き出しを全部試したい人へ。Androidでも動きます。
- 写真・バーコード・QR・タイピング・記憶カード・スクワットと、ミッションの数が市場最多
- 睡眠記録も入眠サウンドも二度寝チェックも、この一本に入っている
- 十年以上出し続けているぶん、細部の作り込みが新参アプリとは別次元
- 同社公表で累計1億ダウンロード、約100か国でアラームアプリ1位
- 無料版には広告があり、主要な機能はサブスクの向こう側
- 公式ヘルプがマナーモードの解除や、おやすみモード中の許可アプリ登録を求めてくる
- 写真やバーコードのミッションは、印刷物やスクリーンショットで抜けられる
うちのすぐ下にこれを置いたのは、起こす手数の多さで市場に勝てるアプリがまだ存在しないからです。日本のApp Storeでの表記は「おこしてME - 目覚まし時計と睡眠」、販売元はソウルのDelight Room Co., Ltd.で、海外版の「Alarmy」と中身は同じアプリです。十年以上出し続けていて、同社は累計1億ダウンロードと約100か国でのアラームアプリ1位を公表しています。日本のApp Storeの説明文にも「7,500万人が利用」「90か国以上でNo.1」と明記されています。この数字は伊達ではありません。
ミッションの種類の総数では、いまも市場でいちばんです。バーコード、QRコード、計算、記憶カード、シェイクはRislyにも同じものがありますが、写真、タイピング、スクワットはおこしてMEにしかありません。睡眠記録も、入眠用のサウンドも、二度寝を検知して鳴らしなおす機能もそろっています。Androidでも動きます。十年ぶんの作り込みがあるので、新参のアプリが「うちのほうが機能が多い」と言うのは無理があります。
では、なぜ1位ではなく2位なのか。無料版には広告があり、有料版はサブスクで、価格が何度か変わっています。そして一番大きいのは、同社の「アラームが鳴らなかった」に関する公式ヘルプが、ユーザーに「マナーモードを解除してください」「アプリを強制終了しないでください」「おやすみモード中はAlarmyを許可アプリに追加してください」と案内していることです。これは手抜きではなく、AlarmKit以前に作られたアプリ全部が背負っている構造的な弱点で、しかも効いてくるのが朝いちばんという最悪のタイミングです。2026年8月に確認した時点でも、このヘルプの案内は変わっていません。AlarmKitで組んだアラームなら、こうしたお願いは一つも要らなくなります。詳しくはおこしてMEの評判と、乗り換え先に書きました。
RislyとWayk、どちらを選ぶ?
Wayk
iOS 26に上げられないiPhoneや、Androidを使っていて、それでもミッション型が欲しい人へ。
- iOS 17から動く。Rislyがそもそも入らないiPhoneでも使える
- Android版がある。Rislyにはない
- ベッドメイク、聖書の一節、アファメーションの音読など、Rislyが持っていないミッションがある
- 腕立て、空の写真、ランダムな物体を探すミッションでアラームを解除。ストリークと朝のインサイトも残る
- 2026年2月公開ながら、米国のApp Storeで約18,200件の評価・平均4.8
- App Storeの説明文いわく、最初の設定の質問のあと「アラームを設定しミッションを使うにはWayk Proの契約が必要」。一晩試してから決める買い方ができない
- iOS 17まで対応する以上、iOS 26にしか存在しないAlarmKitを利用者全員の前提にはできない。多くの端末では通知とバックグラウンド再生が土台になる
- 2026年2月3日公開の新しいアプリで、長く使ったときの安定感はこれから
この記事で、Rislyといちばん形の似た競合です。販売元はDialed Labs Inc.、公開は2026年2月3日。ミッションを終えるまでアラームが止まらないという一点で、設計思想はうちとまったく同じです。そのうえで、Rislyが負けている場所が三つあります。 ひとつ、WaykはiOS 17から動きます。iOS 26に上げられないiPhoneを使っている人にとって、Rislyは検討の対象にすらなりません。ふたつ、Android版があります。うちにはありません。みっつ、ミッションの品ぞろえが違う。ベッドメイク、聖書の一節、アファメーションの音読。どれもRislyにはないものです。米国のApp Storeでは約18,200件の評価で平均4.8。公開から半年でこの数字なら、朝ちゃんと起きられている人が大勢いるということです。
では、手元のiPhoneがiOS 26ならどちらを選ぶか。ここは技術の話になります。AlarmKitはiOS 26で入った仕組みで、それより前のiOSには存在しません。iOS 17まで対応するということは、利用者の端末の大半でこの仕組みを前提にできないということでもあります。そこで残る手段は、AlarmKit以前のアプリが全部やってきたのと同じ、ローカル通知とバックグラウンド再生の組み合わせです。iOSはそれを絞ることも、遅らせることも、落とすこともできます。もうひとつ、お金の話も先に知っておいてください。Waykはダウンロード無料ですが、App Storeの説明文に、最初の設定の質問のあと「アラームを設定しミッションを使うにはWayk Proの契約が必要」と書かれています。Rislyは3日間そのまま使って、続けるかどうかをそのあと決めます。古いiPhoneかAndroidならWayk、iOS 26ならRisly。 迷うところは、正直それほど多くありません。
SuperAlarmは無料でどこまでやれる?
SuperAlarm
一円も払わずに、ミッションで止めるアラームを今夜から試したい人へ。iOS 17から動きます。
- ダウンロードは無料。Rislyには、無料のまま使い続けられるプランがない
- iOS 17から動く。Rislyがそもそも入らないiPhoneでも使える
- 解除手段が広い。物体スキャン、バーコード、計算、記憶ゲームに加えて、RislyにないFace IDと「歩く」ミッションもある
- ベッドに戻ったところを捕まえる「起床チェック」がある
- 2026年7月にも更新が入っている。米国のApp Storeで約4,384件の評価・平均4.6
- iOS 17以降が対象。AlarmKitはiOS 26で入った仕組みなので、利用者全員の端末でそれを土台にはできない
- Android版は確認できていない
- 公開は2024年4月。十年もののおこしてMEのような蓄積はまだない
思っているよりやれます。そして正直に書くと、ミッションで止めるアラームを、支払いを一切求めずにそのまま使わせてくれるのがこのアプリです。App Storeでの名前は「SuperAlarm - Loud Alarm Clock」、開発は韓国のJiseop Han氏(team.pickyz.io)。2024年4月23日の公開で、直近の更新は2026年7月25日と、いまも手が入り続けています。米国のApp Storeでは約4,384件の評価で平均4.6。解除の手段は物体スキャン、バーコード、計算、記憶ゲーム、Face ID、そして歩くこと。ベッドに戻ったところを見つける「起床チェック」も、おこしてMEと同じ発想で用意されています。
Rislyの側から見れば、これはいちばん言い訳のしにくい相手です。ミッションの顔ぶれは近く、物体スキャンもバーコードもうちに同じものがあります。差がついているのはそこではありません。向こうはダウンロードが無料で、iOS 17から動く。うちは有料で、iOS 26以降でしか動きません。 値段と対応範囲、負けているのはこの二つです。逆にこちらが差し出せる違いは一点だけで、iOS 26のAlarmKitで組んだ本物のシステムアラームだということ。マナーモードでも集中モードでも、前夜に強制終了していても鳴る、という保証です。SuperAlarmがiOS 17から動くということは、裏を返せば、AlarmKitがiOS 26にしか存在しない以上、利用者全員の端末でそれを土台にはできないということでもあります。Android版は確認できていないので、iPhone以外を使っている人の答えにはなりません。無料で入るものなので、今夜入れて、明日の朝の結果で決めればいい話です。
Sleep Cycleは二度寝に効く?
Sleep Cycle
遅刻はしていないけれど、起きた瞬間の不快感だけがつらいという人へ。
- 設定した時刻までの枠のなかで、眠りが浅くなった瞬間を狙って鳴らす
- 2009年から睡眠を記録し続けてきた蓄積があり、記録の読ませ方はこの中で群を抜いている
- iPhoneでもAndroidでも、同じものがそのまま使える
- 起こす力は弱い。そもそもそこを狙っていない
- スヌーズボタンは、消し忘れではなく思想として置かれている
- ミッションも摩擦も一切ないので、二度寝の常習犯には歯が立たない
効きません。というより、効かないことがこのアプリの設計思想です。ここから毛色が変わります。上の4本が狙っていたのは「止めさせないこと」でしたが、このアプリが狙っているのはその反対だからです。販売元はSleep Cycle AB、2009年から続く古株で、iPhoneにもAndroidにもあります。やっているのは、指定した時刻に叩き起こすことではなく、その手前に用意した枠のなかで眠りが浅くなる瞬間を探し、そこで鳴らすことです。狙いは「不快でない起床」であって、「何がなんでも起こす」ではありません。
だからスヌーズボタンも残してあります。朝の不快感が問題で、遅刻はしていない人には、Sleep Cycleのほうが正しい買い物です。Rislyは何も解決しません。ただし逆も言えます。眠りの浅い瞬間を狙ってやさしく鳴らす設計は、寝ぼけた指にとっていちばん都合よく消せる設計でもあります。止めた記憶がない朝が続いている人が買うものではありません。
iPhone標準の「時計」アプリでは足りない?
iPhone標準の「時計」
まだアラームごとのスヌーズをオフにしたことがない人へ。無料で、今夜すぐ試せます。
- システムアラームそのものなので、マナーモードでも集中モードでも音は出る
- アラームを編集して「スヌーズ」のスイッチを切るだけで、朝の延長戦が消える
- 料金も広告もゼロ。今夜から試せる
- スライド一回で終わる。寝ぼけた指がいちばん得意な動作です
- 起きた記録も、連続日数も残らない
足りる人はかなりいます。iPhone標準の「時計」アプリは、多くの比較記事が思っているより優秀です。マナーモードでも集中モードでも鳴りますし、アラームごとにスヌーズをオフにできます(アラームを編集して「スヌーズ」のスイッチを切るだけ)。順位は6番目ですが、手をつける順番としてはここが一番目です。 Rislyの項にも書いたとおり、うちを含めて誰かにお金を払う前に、今夜これを切ってみてください。
弱点も明白です。「停止」ボタンとの間に、何も置かれていません。スライドすれば静かになり、そのまま眠れます。起きた記録も残りません。それで足りたなら、この記事はもう用済みです。足りなかったなら、ページの先頭まで戻ってください。この記事は上から順に、寝ぼけた指で止めにくい順に並んでいます。ただしその前に、最後にもう一つだけ。名前だけが有名で、iPhoneでは中身が別物というアプリの話をさせてください。
Alarm Clock XtremeはiPhoneでも同じものが使える?
Alarm Clock Xtreme
Androidで、無料のまま計算やシェイクで起きたい人へ。
- 計算とシェイクのミッションが、無料の範囲でちゃんと使える
- 音量を少しずつ上げていく設定が細かく作り込まれている
- ウィジェットの出来がよく、次のアラームがホーム画面から見える
- 開発元はAVG Labs。Androidでは長く定番として残っている
- 評判の中身はAndroid版のもの。 iPhoneの話ではない
- App Storeにある同名のアプリは別の開発元による別物で、機能もまるで違う
- 広告つき。消すには有料の解除が必要
使えません。正確に書くと、名前は同じでも中身が違います。この一本を最後に回したのはそのためで、順位というより注意書きだと思ってください。レビューでこの名前が挙がるとき、指されているのはGoogle Playにあるcom.alarmclock.xtreme.free、開発元AVG Labsのアプリのことです。計算とシェイクで解除でき、音量を少しずつ上げていく設定が細かく、ウィジェットもよくできていて、無料の範囲で本当に使えます。Androidを使っているなら、この行はまじめな候補です。
ところがApp Storeで同じ名前を検索すると、別の開発元が出したアプリが並びます。名前が重なっているだけで、機能はごく一部しか一致しません。厄介なのはここからで、「絶対起きれる目覚ましアプリ」を並べた記事の多くが、Android版の話だと書かずにこの名前を載せます。 読んだiPhoneユーザーは同名の別物を入れ、書いてあった機能がどこにもないことに気づき、目覚ましアプリというジャンルそのものを見限ります。この行の役目はそこです。iPhoneならこの名前は飛ばしてください。Androidなら、無料で始める場所として悪くありません。7つは以上です。そしてここまでのどれを入れても直らないものが、まだ3つ残っています。

どのアプリを入れても解決しないことは?
アプリの守備範囲の外にあるものが3つあります。睡眠時間の不足、病気、そしてiOS 25以前のiPhoneです。効かないアプリにお金を払うと、財布より先に「何をやっても無駄だ」という確信のほうが残るので、先にここを潰してください。
OECDが公表している生活時間の国際比較(日本の調査年は2016年)では、日本の平均睡眠時間は1日444分=7時間24分で、比較された国のなかで最短です。2位の韓国でも471分あり、27分の差がついています。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、成人に6時間以上の睡眠時間を目安として示しています。つまり多くの人にとって、朝起きられない一番の原因は意志の弱さではなく、単純に寝る時間が足りていないことです。
- 寝る時間が足りていない。 5時間睡眠のまま最強の目覚ましを入れても、5時間睡眠のまま起こされるだけです。アプリを買うより、寝る時刻を30分早めるほうが安くて速い。
- 医学的な原因がある。 睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシー、甲状腺の不調、うつ。どれも「朝どうしても起きられない」という同じ顔で現れますが、音を大きくしても一ミリも動きません。9時間寝ても体が動かないなら、App Storeより先に病院です。
- iPhoneが古い。 AlarmKitはiOS 26から入った仕組みなので、それ以前のiPhoneではRislyは動きません。その場合の現実解は、iOS 17から動くミッション型のWaykか、標準の「時計」でスヌーズを切ることです。
まず、今夜の就寝時刻を決める
このページでいちばん安い解決策は、無料で今夜から始められます。起きたい時刻を入れると、睡眠サイクルをさかのぼって、無理のない就寝時刻を出します。
07:00に起きるなら、就寝時刻はこちら:
- 21:45おすすめ
- 23:15おすすめ
- 00:45
- 02:15
初期値の15分はよくある平均値であって、あなたの数字ではないので、実際の夜に合わせて動かせば上の時刻もすべて一緒にずれます。
逆に、一円も払わずに直せるものが一つあります。一つ目のアラームを、はじめから守る気がないというやつです。6時に鳴らして実際に起きるのが6時40分なら、その6時は最初から存在していません。二度寝を3回はさむ前提の時刻をやめて、本当に起きる時刻を一つだけセットする。それだけで「起きられない朝」が消える人は、思っているより多いです。原因の切り分けは目覚ましをかけても起きれない原因に整理しました。
タイプ別に選ぶなら、どれを入れる?
答えは一行です。朝の自分と交渉する余地を、はじめから残さないほうを選ぶ。 ミッション型のRisly・おこしてME・Wayk・SuperAlarm・Alarm Clock Xtremeは交渉の席そのものを畳み、Sleep Cycleと標準の「時計」は交渉を許します。どちら側が要るかは、直近1か月で何回遅刻したかで決まります。そして選んだあとに効くコツが一つ。充電器を寝室の外に出すこと。 枕元に置いたままでは、ここに挙げた7つはどれも宝の持ち腐れです。
ここからは調査データではなく、こちらで作った架空の例です。大阪の設計事務所で働く29歳の拓真さんは、7時00分・7時10分・7時20分と保険をかけて3つ鳴らし、家を出るのは8時05分。ところが多くの朝、気づくと3つとも止まっていて、止めた記憶だけがどこにもありません。拓真さんに足りないのは4つ目のアラームではなく、上の表で、止め方の欄が「停止ボタン」で終わっていないほうのアプリです。
ごもっともな質問
絶対起きれる目覚ましアプリはありますか?
「絶対」を保証できるアプリはありません。ただし、止めるためにベッドから出て体を動かす必要があるミッション型のアプリ(Risly、おこしてMEなど)は、停止ボタンを押すだけのアプリより二度寝の確率を下げます。爆音にするより、止め方を難しくするほうが有効です。
無料でおすすめの目覚ましアプリは?
まずiPhone標準の「時計」アプリでスヌーズをオフにしてみてください。無料で、マナーモードでも鳴ります。それでも起きられない場合は、ダウンロードが無料でiOS 17から動くミッション型のSuperAlarm、または広告付きで使えるおこしてMEの無料版が選択肢になります。Androidなら、無料の範囲がしっかりしているAlarm Clock Xtremeもあります。
SuperAlarmとRislyはどちらがいいですか?
支払わずに始めたいならSuperAlarmです。ダウンロードは無料、iOS 17から動くのでiOS 26に上げられないiPhoneでも使えて、二度寝を捕まえる「起床チェック」もあります。ミッションの中身はほぼ互角で、物体スキャンもバーコードもRislyにあります(ほかにQRコード、腕立て伏せ、計算、記憶、シェイク)。逆にFace IDと「歩く」はSuperAlarmにしかありません。RislyがSuperAlarmに勝てる点は一つで、iOS 26のAlarmKitで組んだ本物のシステムアラームだということです。SuperAlarmはiOS 17から対応するため、AlarmKitを利用者全員の端末で前提にすることができません。マナーモードや集中モード、前夜の強制終了を越えて必ず鳴ってほしいならRislyです。
Alarm Clock XtremeはiPhoneでも使えますか?
評判になっているものは使えません。多くの記事が挙げるAlarm Clock Xtremeは、Google Playにある開発元AVG Labsのアプリ(com.alarmclock.xtreme.free)です。App Storeにも同じ名前のアプリはありますが、開発元が異なる別物で、機能もごく一部しか重なりません。iPhoneならこの名前は飛ばして、ほかの候補から選んでください。
おこしてMEとRislyはどちらがいいですか?
Androidを使っている、睡眠記録が欲しい、ミッションの種類を最大限に欲しいならおこしてME。iOS 26以降で、スヌーズを完全になくしたい、集中モードや強制終了でもアラームを確実に鳴らしたいならRislyです。
WaykとRislyはどちらがいいですか?
iPhoneがiOS 26に上げられない、またはAndroidを使っているならWaykです。Rislyはそもそも動きません。ベッドメイクやアファメーションの音読といったミッションが欲しい場合もWaykになります。iOS 26のiPhoneで、マナーモードでも集中モードでも、前夜にアプリを終了していてもアラームを鳴らしたいならRislyです。AlarmKitはiOS 26以降にしか存在しないため、iOS 17まで対応するアプリは、利用者全員の端末でそれを前提にすることができません。
目覚ましアプリの音量は大きいほうがいいですか?
音量だけを上げても数日で慣れます。実験では枕元で95 dBAの警報音でも起きない人がいました。それに一人暮らしの集合住宅では、爆音は近所迷惑になります。音量より、止めるまでの手順を増やすほうが効果があります。
マナーモードのままでも鳴る目覚ましアプリはありますか?
標準の「時計」アプリと、iOS 26のAlarmKitで作られたアプリ(Rislyなど)は鳴ります。AlarmKit以前の仕組みで作られたアプリは通知とバックグラウンド再生に依存しているため、iOSに音を止められることがあり、ヘルプページでマナーモードの解除や許可アプリ登録を案内しているのはそのためです。
出典
- Thomas & Bruck, 2010、Fire Technology:眠っている成人が警報音で覚醒する閾値の実験
- Robbins et al., 2025、Scientific Reports:21,222人・301万7,276件の睡眠セッションにおけるスヌーズ行動の解析
- OECD、生活時間の国際比較(Time use across the world):日本の平均睡眠時間444分
- 厚生労働省、健康づくりのための睡眠ガイド2023(PDF):成人は6時間以上が目安
- Delightroom:公式発表の実績(おこしてME/Alarmy 累計1億ダウンロード、約100か国で1位)
- おこしてME - 目覚まし時計と睡眠:App Store(日本)/販売元 Delight Room Co., Ltd.
- おこしてME(Alarmy)iOSヘルプセンター(英語)、「アラームが鳴らなかった」:マナーモード・強制終了・おやすみモードに関する案内
- Wayk: Alarm Clock to Wake Up、App Store(米国)/販売元 Dialed Labs Inc.:iOS 17以降、ミッション一覧、アラーム設定にWayk Proの契約が必要との記載
- SuperAlarm - Loud Alarm Clock、App Store(米国)/開発元 Jiseop Han(team.pickyz.io):iOS 17以降、2024年4月23日公開・2026年7月25日更新、約4,384件の評価で平均4.6、ミッション一覧と起床チェック
- Alarm Clock Xtreme、Google Play/開発元 AVG Labs:計算とシェイクのミッション、段階的な音量、無料版と有料の解除
- Sleep Cycle、公式サイト(Sleep Cycle AB):起床ウィンドウの仕組みと2009年からの実績
- Apple Developer:AlarmKitフレームワークの公式ドキュメント



